テニス肘(上腕骨外側上顆炎)とはどんな症状?

テニス肘とはどんな症状?

ボールを打つ時に手関節を急速に屈曲させるため、前腕伸筋群に力が加わったことが原因で起きる症状です。

痛みの場所

肘の外側から前腕にかけて。

どんな時に痛む?

  • 外側上顆炎の痛みは、スポーツではテニスのバックハンドストロークの時に強くでます。
  • 一般的なテニスプレーヤーの約30%の方が経験しているといわれています。
  • 日常生活ではパソコンを長時間する方がタイピングの時に出る事が多く、タオル絞る、指先で物を掴む時などに起こります。
  • パティシエの方が大きなボールでホイッパーを使い材料を練ったりする時などにも多いようです。

なぜ痛むの?

テニス

テニスのバックハンドの痛みでは、ボールを打つ時に強い掌屈力(手首が手のひらへ向く力)を受ける為、その掌屈力に負けない背屈力が必要になります。 腕の外側の筋肉(前腕伸筋群)で、短橈側手根伸筋、総指伸筋、尺側手根伸筋の張力により、外側上顆に強い牽引力が加わった事が原因と考えられます。

これらの3つ筋肉は外側上顆から始まっており、短橈側手根伸筋は第3の背側、総指伸筋は第2~5指中節骨底、末節骨底、尺側手根伸筋は第5に付着しています。 動きとしては、手首の伸展、外転に使用する筋肉です。

そして、短橈側手根伸筋の表層には総指伸筋があり、両筋肉は同一の腱から起始しています。この同一の腱が外側上顆を覆っています。 その為、これらの筋肉が固くなることで起始部の外側上顆に負荷がかかり痛みの原因となります。

それ以外には、肘筋の作用が強く関与している場合があります。
前腕伸筋群の緊張がなくなっても、痛みが改善しない場合もあります。 肘筋は外側上顆から起始して、肘頭または尺骨の後面に停止する肘関節の後方下にある小さな筋肉です。
この筋肉は外側上顆から起始はしていますが、上腕三頭筋(上腕の後ろ側の筋肉)の外側頭と繋がりがあり、肘の伸展、前腕回内位では尺骨の内反制動作用をもっています。

テニスのバックストロークのインパクトでは前腕回内位で肘関節に内反ストレスが生じ、そのストレスに肘筋が拮抗したため外側上顆に痛みが生じたと考えられます。

当院ではこのように施術を行っております

これら外側上顆炎の痛みの原因を探るには、肘筋も含めた高度な触診技術が求められます。
当院では長年の経験によりその触診を可能とし、ピンポイントに鍼を打つことで痛みの改善をしています。 骨付近の痛みにはお灸による熱刺激が大変効果があり、鍼と同時に行うこともあります。