足底筋膜炎とはどんな症状?

足底筋膜炎イメージ

主に足底筋膜の踵骨(かかとの骨)付着部に変性が生じることで疼痛が起こるスポーツ障害。ランニングやジャンプなどの動作を繰り返すことで、足底筋膜に過度な伸張ストレスが加わって発症します。

足部の構造

足部は、8つの足根骨と5つの中足骨、14つの指節骨からなります。直立2足歩行を行うヒトにとって、足部は唯一地面に接して、荷重を直接受ける部位です。
小さな足部で荷重を受ける為に、足部には3つのアーチ構造が存在します。

  • 内側縦アーチ:踵骨、距骨、舟状骨、内側楔状骨、第1中足骨から構成。
  • 外側縦アーチ:踵骨、立方骨、第5中足骨から構成。
  • 横アーチ:足根骨レベルは、内・外側・中間楔状骨と立方骨から構成。
    中足骨レベルは5本の中足骨から構成。

どんな時に痛む?

これらのアーチの形成が困難な状態になると、足底筋膜へのストレスが増加し痛みへ発展してしまいます。

または、足底筋膜は歩行やランニングで繰り返される荷重負荷に対して、足部アーチを保持するために緊張し、特に前足部で蹴り出しに行う際には、足底筋膜には強い牽引力が作用しています。
それによって踵骨付着部に繰り返し強い牽引力が加わって繊維軟骨付着部に損傷が生じることで、疼痛が生じると考えられています。

次は、足底筋膜の緊張が低下した場合にも痛みが起こることもあります。
蹴り出しの時ではなく、立脚初期から中期にかけて生じる場合です。立脚初期から中期の荷重時は、足底筋膜の踵骨付着部に、最も大きな力が加わっています。 踵骨付着部は荷重応力を分散する機能を有しており、足底筋膜の緊張が低下した場合では、立脚初期から中期にかけ荷重を分散することができず、踵骨付着部に集中するため、疼痛が生じてしまいます。

また、踵骨には踵骨脂肪体という組織があります。この脂肪体は蜂の巣の小部屋状になっており、その小部屋に脂肪が詰まっています。 年齢と共に柔軟性が低下してしまい、足底筋膜炎に限らず、踵骨に疼痛を訴える方の中に多くいらっしゃいます。

当院ではこのように施術を行っております

足底筋膜炎の施術は、踵骨に付着している足底筋の足底方形筋、短趾屈筋、母趾外転筋をしっかりと丁寧に患部を触診し、ポイントに鍼やお灸をしていきます。

また、ふくらはぎにも施術をし、足全体の血行促進と筋疲労を回復することで痛みを改善していきます。

足底筋膜炎のかたの中には、アキレス腱の痛みを訴える方もいらっしゃいます。
アキレス腱は踵骨に付着している為、緊張が強い場合は足底筋膜も緊張してしまい、足底筋膜炎を誘発します。足関節の柔軟性もとても大切で、固いとうまく蹴ることができず足趾に力みが生じ足底筋の緊張が増加してしまいます。 アキレス腱、前脛骨筋にも施術をすることで緊張を緩和させ、足底筋膜の痛みを改善します。