ゴルフを趣味として楽しんでいる方からプロを目指して頑張っている研修生、そしてプロゴルファーやティーチングプロ、日常生活でゴルフをしているほとんどの方が、「腰痛」を経験したことがあるのではないでしょうか?
「ゴルフは腰痛になるのは仕方がない」
このような話は、ゴルフを楽しんでいる方ならだれでも聞いたことがあると思います。
同じ筋肉にばかり負荷をかけてしまって、その筋肉が痛んでしまう「筋・筋膜性腰痛(きんきんまくせいようつう)」という腰痛がゴルフの腰痛の占める割合のほとんどでした。
以前までのゴルフで起こる腰痛は、筋肉の疲労、アンバランスよる腰痛(筋・筋膜性腰痛)が多数を占めていたため、「ただほぐせば治る」腰痛でした。
しかし、現在のゴルフの腰痛は「筋・筋膜性腰痛」だけではなく「仙腸関節性腰痛・せんちょうかんせつせいようつう」という種類の腰痛も大変多くみられます。
ゴルフの腰痛は痛めている部位を的確に捉え、適切な施術方法を選び、施術をおこなっていけば、より長く、楽しいゴルフライフが楽しめます。
女性がゴルフを楽しむようになってから増えた腰痛(仙腸関節性腰痛)
ここ最近のアマチュアゴルフ事情は、女性でゴルフを楽しむ方が大変増えたと思います。 熱心な方は、スクールに入り、打ちっぱなしの練習にも週に数回行かれる方もいらっっしゃいます。 そんな方が、ゴルフを始めて数カ月から数年でぶつかる壁・・・
「腰が痛くてゴルフができない。」
初めのうちは、
「スイングを初めた数回、腰が痛いが体が温まってくると振れるようになる。」
「レッスン中は痛まないが、レッスンの次の日、腰が痛む」
などの症状を訴えます。ですからこの状態ですと「まだ無理をすればゴルフがおこなえる」状態なのです。
しかし、そのままゴルフを続けていると、
- ゴルフが楽しめないほどの腰痛
- ゴルフをしなくても日常生活で痛む腰痛
- 何かの拍子に急にぎっくり腰になった
と、どんどん腰の痛みが増していきます。
「なぜこのような腰痛が起きるのか?」
女性のゴルファーで最近多い腰痛は、仙腸関節(せんちょうかんせつ)という関節が原因で起こります。
この関節は、出産時に赤ちゃんが骨盤を通れるよう開く関節です。ですから、出産経験のある方は、男性に比べ、ややグ仙腸関節にグラつきがあります。(普通ですとほとんど動きのない関節と言われています。)
ゴルフのスイングは、やや前傾姿勢でおこないます。この姿勢が一番仙腸関節(せんちょうかんせつ)にグラつきが起こる姿勢です。
「出産経験のある女性の仙腸関節は他の方に比べグラつきがある」プラス前傾姿勢によりさらにグラつきを誘発・・・この状態で右から左方向へのスイングを続けると仙腸関節で捻挫(ねんざ)を起こし腰痛を引き起こします。
「腰の下のほうが痛む」このような症状を訴える方は、仙腸関節性の腰痛であることが疑われます。
仙腸関節周りをしっかりとピンポイントで施術をすれば比較的早期にゴルフをおこなうことが可能な腰痛です
片側の筋肉を使い過ぎによりアンバランスが起きてなる腰痛(筋・筋膜性腰痛)
この腰痛、昔から多い腰痛で、「ゴルフ腰痛」と名前をつけても良いぐらいの腰痛です。
ゴルフは右利きの方でしたら、まずは左側に体を捻り(バックスイング)、左側へ大きく捻ります。体重も右足から左足へと重心が移動します。
何度も同じ動作の繰り返しにより、偏った筋肉の使い方をしてしまい、腰痛を引き起こす原因となってしまいます。
ゴルフのコーチから「反対のスイングをするように」とアドバイスを受けたことがあると思いますが、その理由は偏った筋肉を使うのではなく、バランス良く筋肉を使う方が体にとって良いためです。
ゴルフで起こる腰痛の施術で大切なのは、どの部分を痛めているのかを的確に捉えることです。 筋肉なのか?仙腸関節なのか?この2つが合わさっているのか?などしっかりと痛めている部位にアプローチすることが重要になってきます。
しかし、ただ揉むだけ、鍼(はり)を刺すだけでは、治ることはありません。上記の2つのゴルフで起こる腰痛に対する施術は、それぞれの腰痛に合わせた施術法をおこなうことによって、整形外科や接骨院に通っても治らなかったゴルフの腰痛を改善することができます。
現在、整形外科のリハビリ、接骨院で電気を流すだけの施術など同じ施術を繰り返してもなかなか腰痛が改善しない方、ぜひ青葉台鍼灸マッサージルームの施術を受けにいらしてください。